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6月, 2025の投稿を表示しています

備忘録 Siril 1.4.0 操作手順(スクリプト編)

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それでは Siril 操作手順のスクリプト編になります。 前回 は「自動前処理編」と言いましたが、「スクリプト編」とした方が良い内容になってきたのでタイトルを変えました。 Siril スクリプトを使用方法についてのブログはそこそこありますが、スクリプトの中身を扱うブログは少ないと思います。 スクリプトは自分向けにカスタマイズすれば利便性が格段に上がりますが、GUI操作に比べてハードルは高めです。 と言うことで、簡単ですがスクリプトの解説を含めた内容にしました。 備忘録と銘打っていますが、二の足を踏んでいた人の背中を押すことが出来たら嬉しいです。 あくまでも「tomが使っているスクリプト」の備忘録なので、もっと良い方法があるかもしれません。 こういうやり方もあるんだ程度の軽いノリで読んで頂ければと思います。 Siril のバージョンは1.4.0 beta2です。 前提は前回から太字の所を加えます。 ・ベイヤー構造のカラーカメラで撮影した画像 ・ダークフレーム、 フラットフレーム 、ライトフレームがある ・ディベイヤーではなく、bayer drizzleを使う バイアスについては、バイアスフレームではなく合成バイアスを使っています。 撮影条件によってバイアスフレームを準備するのも大変なので、条件を変えて撮影したバイアスフレームから合成バイアスを算出します。 算出についても説明します。 その後、マスターフラット、マスターダークを作成して、最後に天体写真の前処理を行います。 合成バイアスの算出 この合成バイアスを使うメリットとしては、1度算出してしまえば数式で持っておけるので、マスターバイアスの画像データを持っておく必要が無くなります。 デメリットとしては、ピクセル毎のバイアス値の違いを反映できないため、厳密なバイアスではありません。 ただし、ライトフレームはダーク減算をしているので問題はありません(ダークにはバイアスの情報も含まれているため) ダーク減算とバイアスの詳しい話はsamさんの ほしぞloveログ に書いてあります。 では、何故バイアスを算出するかというと、フラットの曲率合わせの為にフラットフレームからバイアス減算を行うとの事です。 こちらも Siril documentation に詳しい説明があります。 早速始めていきます。 カメラにキャップをした状態で、I...

備忘録 Siril 1.4.0 操作手順(手動前処理編)

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最近は撮影が全く出来ないので、Sirilについての記事ばかりになってきました。 いろいろ触って使い方にも慣れてきたので、Sirilの操作手順を備忘録的な感じでまとめたいと思います。 あくまでも「tomが行っている処理方法」の記録で、Sirilのバージョンは1.4.0 beta2です。 今のところは手動前処理編、自動前処理編、加工編の3部作になる予定です。 インストールの前に まずはインストール時のちょっとしたポイントです。 edgeでダウンロードすると下のアラートが出ますが、Sirilに関しては問題ありません。 もっと見るから保持を選びます。 単純に使っている人が少ないので「このソフト大丈夫?」と聞かれているだけです。 使用者が少ないという事は安全性の確認が出来ているか怪しいので、このアラートで一旦立ち止まらせる機能です。 びっくりしますし面倒ですが、安全には変えられません。 私は良いセキュリティ機能だと思います。 こういうアラートが出た場合は、インストールする前にアンチウイルスソフトでスキャンすれば、ウイルスに感染するリスクを下げられると思います。 では無事にインストールが終わったとして前処理を始めたいと思います。 今回は下記3点の前提で進めていきます。 特に1.4.0の新機能であるbayer drizzleを使うところがポイントです。 ・ベイヤー構造のカラーカメラで撮影した画像 ・ダークフレームとライトフレームがある ・ディベイヤーではなく、bayer drizzleを使う フラットとバイアスは次回の自動処理編で話をしようと思います。 マスターダーク作成 画面左上のホームボタンを押し、撮影したファイルがあるフォルダを指定します。 まず、 撮影した画像ファイルを、sirilで処理するfitsファイルに変換します 。 同時にシーケンスファイルというモノも作成されるのですが、これがSirilの前処理にとって必要です。 最初からfitsファイルの場合もシーケンスファイルを生成する為に行ってください。 画面右上の変換タブをクリックします。 「+」ボタンを押して、撮影したダークフレームを全て選択します。 シンボリックとディベイヤーのチェックを外し、シーケンス名を入力します。 今回はダークフレームなので、dark にします。 コンバートをクリックすると、fitsファイルを変換...

SirilのCosmetic Correctionについて調べてみた

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前回の投稿でSirilの処理について気になった所は全部検討できたと書きました。 が、もう1個よく分からない処理があるのを忘れていました。 cosmetic correction(CC)です。 やっている事は documentation に書いてあるので何となく分かります。 pixinsightと同じ機能と思っていて、 ホットピクセルを星と誤認してしまう現象に対する解決策 として紹介されていました。 悪い機能では無いハズなので、いつもはCCをかけています。 ただし、この処理では標準偏差で対象ピクセルを選ぶのですが、 何個のピクセルが対象となっているのか分からなかった事と、その効果がイマイチ分かっていませんでした。 2ヶ月ほど前にSirilコマンドのfind_hotでbad pixle mapを出力しようとしましたがエラーばっかり出て何も出来ませんでした。 (たぶん私の操作が悪かったものと思います) 今回、find_hotを操作してみたところ無事動いたので検証してみます。 いつも使用している -cc=dark の処理では、マスターダークの中央値の偏差をとり、この偏差が3σを超えたピクセルをホットピクセルとして値を補正します(補正ロジックは不明)。 また、-cc=dark 3 5 の様に数値を指定するとクールピクセルは3σで、ホットピクセルは5σで判定するようになります。 では、いつもやっている無指定の条件で何個のピクセルが補正されているのでしょうか? コマンドラインで調査します。 ・・・27万オーバー!? 全ピクセルの1%を超えてしまっています。 5σでも約12万ピクセルが補正されています。 これでも全ピクセルに対して約0.5%が補正されてしまいます。 どれくらい補正されたのかを視覚的に認識しようと思います。 3σで補正されたホットピクセルを白で、クールピクセルを黒で、無補正のピクセルをグレーにした画像を作成しました。 ピクセル等倍で切り出しています。 黒は数が少ないので、ほとんど見つけらせません。白色は全面で恐ろしい数の補正が入っています。 これは… 嫌な予感しかしません。 documentationでも1%を超える場合は値を変更するようにと記載があるので、 私の設定が悪く 適切な補正が出来ていなかった事 は明らかです。 では、CCの有無で画像の比較に入ります。 ま...

Drizzleとクリッピングについて

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前回の記事では、bayer drizzleにはMADクリップが良いという結論になりました。 が、よく考えればそう結論付けるには比較対象が足りてません。 また、bayer drizzleがdebayerより優れているかどうかについても検証していません。 と言うことで、同じオリオン大星雲を使って検証していきます。 ※天体観測を始めて4ヶ月の人間なので色々間違っていると思いますが、コメントで指摘して頂けると勉強になるので有り難いです。 比較する処理としては次の通りです。 ①ディベイヤーとbayer Drizzleの比較 ②スタッキングでシグマクリップ、MADクリップ、クリッピング無し(none)の比較 これらの6バターンで処理して差を比べてみました。 まず、処理にかかった時間です。 registration none シグマクリップ MADクリップ ディベイヤー 28 37 37 52 bayer drizzle 17 36 36 51 (単位:分) MADクリップは他と比べて処理が遅く時間がかかります。 ですが、ディベイヤーと比べてDrizzleはregistrationの処理が速いので、Drizzle+MADクリップでもディベイヤー+noneと比較して大きな差が出ませんでした。 なぜnoneとシグマクリップに差が出なかったのか謎です…。 では画像の比較に移ります。 まず、何も映っていないバックグラウンド部分の比較です。 スタッキングモードはnone、シグマクリップ、MADクリップをそれぞれ試しました。 本来シグマクリップやMADクリップは、人工衛星や突発ノイズが写り込んだ時に排除する為の処理ですが、バックグラウンドノイズにも差が出ました。 左がDrizzle、右がディベイヤーです。 none Drizzleの方はノイズがマシになっています。 シグマクリップ こちらも同じく、Drizzleの方がノイズがマシになっています。 MADクリップ MADクリップは、他の2つと比べてディベイヤーとDrizzleの差が殆どありません。 ですが、他2つと比較してノイズが小さくなり、不快度が減りました。 MAD(Median absolute Deviation = 中央絶対偏差)は、シグマクリップに使われる標準偏差よりも外れ値の影響を受けにくい計算方法です。 もしかすると、ノイ...

Sirilでの処理の比較

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今回は、画像処理時に気になっている処理の効果を確認していきます。 確認項目は次の3つです。 ①マスターフラットの作成について Sirilでは、マスターフラットはバイアスを引いて作成するようにと記載があります。 今まではそれに従っていましたが、色々なブログを探してみるとフラットにもダークノイズが乗っているとのこと。 ノイズが乗っているなら、フラットダークを撮影して減算しておくべきという話です。 ただし、フラットダークの効果があるかどうかはブログによって異なっていました。 私の環境で効果があるか分からないので、自分で評価して自分なりに確認をしようと思います。 ②スタック時の重み付け sirilにはスタックする時のオプションとして、重み付けができます。 その中でもfwhmに従って重み付けをするという選択肢があります。 何故気になったかというと、私は機材が無いのでガイドを一切していません。 更に、マンション4階のベランダなので自分たち(or 他の住人)が部屋の中を歩くだけでも僅かな揺れが発生しているはずです。 そんな揺れのある場所でガイドしてもしょうがないし、金もないしで、今後もガイドするつもりはありません。 そこで、fwhmが大きいものの重みを下げて、画質の悪化を防ぎつつスタック枚数を稼ぐという戦略です。 とても理にかなっている様に思えるで比較してみます。 ③MAD clipの再確認 少し前にMAD clipを試してみましたが、処理の内容や値を合わせられていませんでした。 今回は、処理を揃えて差異を確認します。 処理はトリミング後に GraXpertのAI-background extraction(smoothing=0.2) SPCC GraXpert のAI-denose(Strength=0.8) ストレッチ(ヒストグラム変換で4画像とも同じ値) の順で仕上げました。 画像の並び順は、左上元画像、右上①フラットダーク、左下②wfwhm、右下③MAD clipです。 まず全体から。 まず目についたのは、全部の画像で背景に赤いノイズがありますが、右下の ③MAD clipだけ明らかに赤いノイズが少ない です。 写真の右上部分の拡大です。 MAD clip以外はあまり差がありません。 次は写真の左下部分です。 こっちもMAD clipとそれ以外という印象です。 今回のテ...

機材調達のプラン

 今日は嵐でしたね… 最近の梅雨って、しとしと降る事が少なくなった気がします。 今年から天体撮影を始めたtomですが、今後の機材調達プランは今の段階から考えています。 というのも、我が家はお小遣い制なので購入に使える資金は限られています。 その上で、私はコーヒーが何よりも好きなので、コーヒー豆はケチれません。 お小遣いからコーヒー代を差し引いた余りを天体系に充てている状況です。 今持っているSE102 とAZ-GTi、QBPを購入するのにも1年以上の貯金期間が必要でした。 先を見据えて投資しないと年単位で無駄が発生する可能性が高いので、気の向くままに機材購入というワケには行きません。 天文界隈では梅雨になるとポチリヌス菌に感染される方が多いそうですが、tomは金欠なのでレセプターが存在せず感染しません(笑) ただ、やっぱり良い機材には憧れますし、こうやって将来の機材構成を考えるのも天文趣味の楽しみのひとつかなと思います。 コレが本当に楽しくて何日でも潰れるんですよね♪ 前提として、私はかなりの出不精なのでベランダ撮影が基本です。外出しての撮影は考えていません。 これを踏まえて次のプランで考えています。 優先度順に行きます。 ①SV405CC(+操作用のminipc購入含む) どうしても未改造のミラーレスだと綺麗に写りません。「綺麗に写したい」という欲望が強くなってきたので、一番先に冷却CMOS購入を考えています。 その中でも大きめのセンサーサイズで圧倒的な安さのSVBONY SV405ccが今のところの最有力候補です。 APS-Cで安いモデルが出てきてくれたら有り難いなぁと思っていますが、無いものはしょうがない。 SVBONYさん頑張ってください!(笑)   ②EQ5 GOTO-W 3ヶ月ほど撮影して分かりましたが、経緯台による写野回転の影響はそこそこあります。 トリミングすれば何とかなるので問題は大きくないですが、センサー全体を使い切れてないのは勿体ないです。 と言うことで、次の機材は赤道儀です。 今後の鏡筒のステップアップも見据えて、耐荷重10kg前後で考える予定です。 更に、ベランダ撮影で北極星は全く見えません。なのでsynscan pro等の極軸合わせのサポートが出来るソフトが必須です。 その中で安くて…となるとEQ5 GOTO-Wかなと。...

今までの写真を再処理

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 梅雨に入って撮影が出来ませんね… 前々回の投稿で、ストレッチでノイズまで強調してしまっていた事が分かりました。 前回の投稿でSirilの使い方を更に学びました。 という事で、今まで撮影した写真を 今の実力 で再処理していきます。 どうにもGHSだと色彩が変になるので、全部ヒストグラム変換でストレッチしています。 ファーストライト-のんびり天体趣味 オリオン大星雲はかなり綺麗に仕上がりました。 バラ星雲は淡いので大変でしたが、前よりは明らかに綺麗に仕上がりました。 馬頭星雲&燃える木星雲-のんびり天体趣味 馬頭星雲は淡すぎてホントどうしようも無かったです(笑) ソンブレロ銀河-のんびり天体趣味 ソンブレロ銀河は銀河のディテールは変わらずノイズだけが減った感じです。 マルカリアンチェーン、M4-のんびり天体趣味 どちらもバックグラウンドの黒が素人レべルでそこそこ出せたかなと思います。 全体的に満足のいく結果になりました。 はやく 次の撮影がしたいぃいいぃぃ!! これらを処理していて思ったのが、フラットがうまく当たっていないのか、光害カブリが除去出来ていないのかの見分けが出来ません。 画像の中心近くをセンターとして、円を描くような模様が現れます。 スタック直後のトリミングなしストレッチだけした画像です。 センサーのゴミは考えないとしても、これはフラットが下手なのか、光害カブリなのか…? 光害の強い地域なので、カブリの影響度が強そうな気はしていますが… 撮影ごとにフラットをとるのも大変なので、フラットは使いまわしをしているのも悪影響があるかもしれないですね。 わずかなセッティングのズレを反映している可能性もゼロでは無いかも? フラットが正しくないのか、光害カブリなのかを見分ける知識が欲しいデス。 あとはゴミ無しのフラットも作らないとな…

AI deconvolutionとか、sirilの事をとりとめなく…

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少し前にsirilが1.4.0 beta2になってましたが、それ以降GraXpertのインターフェースを開く時にダイアログが出てきていました。 何も読まずにokをクリックしていたのですが、よく読んでみるとGraXpert-AI.pyが試せますよ的な事が書いてあるのに気づきました。 どうやらSirilでGraXpert 3.1の機能(AI Deconvolution)が使える様になるらしい。 これは試さない手はない! 少し前にGraXpertを3.0.2にダウングレードしましたが、再度3.1.0rc2にアップデートしました。 早速オリオン大星雲で違いを調べてみました。 ちなみに、今回からSPCCを使い始めたので、以前とは色が全然違っています。 左上から元画像、右上がAI Deconvolution objects  左下 がAI deconvolution stellar、右下はAI denoiseと処理を進めていきました。 stellarは星が小さくなったので、よく効いています。 パラメータがキツ過ぎると違和感のある処理に仕上がるので、strengthやPSFは適度にした方がいいと思います。 objectは何が変わったのか全く分かりません。 denoiseは相変わらず素晴らしい 。ノイズ除去どころか、微細構造が見事に浮き出てきました。 というか、デノイズの効果をdeconvolutionのobjectに本来求めるべきでは?と思ってしまいました。 もう一つ、コンポジットする際の条件について、Sirilのdocumentationを勉強していました。 tomはカラーカメラ(ZV-E10)で撮影しており、ディベイヤーではなくbayer drizzleを使っています。 bayer drizzleの画像の場合、コンポジット時のrejectは「MAD clipを使ったほうが良い」と記載がありました。 Siril documentation sigma clipだと青や赤が満足に排除できないそうです。 という事で早速sigma clipとmad clipで処理を比較してみました。 左がMAD clipで、右がsigma clipです。 ストレッチの条件がきっちり合わせられていないので正しい比較になっているのか微妙ですが、淡い部分のノイズが随分と減った気がします。 外れ値の...

GHSが難しい…

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前回の投稿で、ノイズが増えているのはストレッチ時にノイズも引き上げてしまっていた事が分かりました。 という事でストレッチの練習を進めています。 けど、GHSでストレッチすると、色彩が飛んでしまうんだけど何で? 淡いバラ星雲で試してみると、ストレッチファクターを上げてバラ星雲が見え始めた時から色彩が完全に無くなっています。 上のが画像がstretch factor = 5で、下が6です。 4ではバラ星雲が視認できず、5になるとギリギリバラ星雲が見え始めますが白色になっています。 これはどうやってストレッチすればいいのか全く分からん… ハッキリ移っているM42でも、GHSだと色彩が残念なことになってしまいます。 上が元画像(ノイズごと引き上げてしまっていた画像)、中がGHS、下がヒストグラム変換で再処理したものです。 ヒストグラム変換は、まずまず納得の出来上がり。 GHSは異様に緑が強くなってしまいました。 んんんん…むずかしい…。まだまだ練習ですね。 ただ、GHSで処理しているとトラぺジウムが映っている事に気づきました。 ストレッチのやり方次第で、トラぺジウムが残せるというのは収穫でした。 あ、このストレッチ後に色は別で処理すればいいのか。 今度はそれも試してみよう。 今日はこの辺でおしまいです

ノイズはどこから出てくる?

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前回に引き続き、ノイズを考えていきます。 このノイズは一体何なんなのか? パっと見はどう考えてもショットノイズです。 ただ、コンポジットの枚数に影響を受けている様に感じないんです。 今日は、その「感じ」が本当に正しいのか考えていきます。 先日撮影したM4の画像を、20枚コンポジットと120枚コンポジットで比べていきます。 ひとまずコンポジットを終えたばかり(自動イコライゼーションでストレッチ済み)の画像です。 右が20枚、左が120枚です。 えぇえぇぇぇ… 右側のノイズが少なくなってる 。 やっぱりショットノイズだったのかと安心しました。 が、先日処理をした画像と同じデータなのに、明らかに上の方がノイズ感が少ないです。 (ホントに汚い画像なので何度も載せるのが恥ずかしいですが…) もしかして、この後の処理でノイズが増えている? 検証のため処理を続けていきます。 background Extraction後の画像です。 右が20枚、左が120枚です。 おまえか! 120枚コンポジットの方のノイズ感が増えました。 逆に20枚の方はノイズの増加量が少なく感じます。 が、よく見てみると球状星団の明るさが違っています。 自動イコライゼーションにチェックが入っているので明るさが変わったのでしょう。 と言うことは、この時にノイズも一緒に引き上げられているのか…? ストレッチはGHSが難しいので、ヒストグラム変換からオートで行っています。 ストレッチが終わってから自動イコライゼーションをoffにしても見た目は変わらないので、ヒストグラムのオートは自動イコライゼーションと同じ機能だと思います。 つまり、せっかくコンポジットしてノイズを減らしても、ストレッチでノイズまで引き上げてしまっていたと言う事になりそうですね。 あー、よかった。 Sirilの処理を疑ってましたが、そんな事よりまず自分自身の知識と経験不足を考慮しないとダメでした(笑) 何にせよ、問題が解決出来そうでホントに良かった。 GHSって難しいですが、覚えるしかないね。 頑張ります。 GHSを覚えてから、今までの画像も全部処理し直しだな… ここからは余談ですが、前回pythonのプログラムが狙い通り出来上がったので調子に乗ってしまいました。 pythonでダーク減算&フラット補正、位置合わせコンポジット、ディベイヤーまで出来...