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Siril 1.4.0 でGaia DR3をローカルにインストールする方法

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Siril 1.4.0 からSPCCが使えるようになっています。 色合わせが確実に出来るので重宝しています。 26.1.9 追記 Siril 1.4.1 リリースにより不具合が解消しました。 下記の操作を行わなくてもオンラインでSPCCが出来るようになっています。 ただし、2025年末頃から不具合が発生しており、デフォルトの設定のままではSPCCが動きません。 このエラーはSirilが起動した時のコンソールに出てくる注意書きにも書かれています。 AIで翻訳すると… Gaia アーカイブは現在「利用可能」と表示されていますが、SPCC で使用する際には依然として問題が発生しています。 Siril が送信している URL 形式は変更されておらず、Gaia アーカイブのヘルプデスクも「そちら側でも何も変更していない」と報告しているため、原因は不明です。 私たちは現在、この問題の原因を調査し、修正または代替手段の実装に取り組んでいますが、Gaia アーカイブの挙動が以前の状態に戻らない限り、当面の間、リモートカタログは SPCC では使用できないと考えるのが最善です。 少なくとも バージョン 1.4.1 までは(現時点でリリース時期未定) 使えない見込みです。 したがって、現時点ではローカル SPCC カタログをダウンロードして使用してください。 という事で、現段階ではSPCCを利用するにはGaia DR3のデータをローカルにダウンロードする必要があります。 インストーラーはSiril側で準備しているので、操作は簡単です。 が、気をつけないと正常に動かないポイントがあったので今回はそのやり方をまとめます。 Gaia DR3のインストール スクリプト → python スクリプト → core → Siril Catalog Installerの順に進みます。 すると下の画面が出てきます。 (初回はライブラリのインストールなどで起動に少し時間がかかるかもしれません) 上の方に「Astrometory Catalog」のインストールボタンがありますが 無視 します。別のデータです。 これをインストールしてしまって、(当然ですが)SPCCが動かないというトラブルの報告が海外の掲示板にいくつかありました。 SPCC Catalogに値を設定して進めていきます。 Observer L...

Pythonの学習環境と、Python Scriptの開発環境

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これまでいくつかSirilのPython Scriptを作成してきましたが、私はPythonが全く書けません。 AIが全部やってくれるので不完全燃焼感が出てきている事と、これ以上複雑な事をやるには自力でPythonを書けるようになるしかないかなと思っています。 (AIに草案を作らせて、仕上げを自分でやるイメージ) が、プログラミング言語って覚えるの大変なんですよねホントに。 Python学習環境の構築 教材はweb上にいくらでもあるのですが、「どうやって気軽に継続的に学ぶか」がネックでした。 特に躓いた時のフォローが重要です。 (途中で分からなくなって投げ出しそうなので…) という事で次の2点がマストです。 ・AIにコーチしてもらう ・開発環境にAIが統合されていて、書いたコードを直接添削できる これを満たせて、学習できる環境を作ってみようとしてみました。 候補に挙げたのは下の3環境です。 どの環境でもAIにコーチしてもらいながら学習が可能らしいです。 ・VSCode ・Cursor ・google colab ・VScode 既にメインPCにインストール済み。 拡張機能でAIが利用可能。 Codeiumなら無料で利用可能。 (copilotなどは有料プランのみ) ・Cursor VScodeをベースにしてデフォルトでAIを組み込んでいる。 開発環境にチューニングしたAI(composer)とchatGPTなど色々なAIを利用可能 ・google colab ブラウザベースでインストール不要。 geminiが利用可能。 AIがデフォルトで組み込まれており、そのまま開発環境に移行出来そうなCursorを選びました。 早速インストール。 表示 > 拡張機能からpythonを検索しインストール。 ついでに日本語環境もインストールして再起動。 学習用のプロジェクトフォルダを作成して準備完了。 open projectをクリックし、作成した学習用のフォルダを選択し、指示を出して学習開始です。 Ctr+LでAIとのチャット枠が出てくるのでプロンプトを入力します。 プロンプトの例です。 -------------------------------- あなたはプロのPythonインストラクターです。私はプログラミング未経験の初心者です。 これからPythonの基礎を実践形式...

祝!Siril 1.4.0 リリース

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とうとうSiril 1.4.0 の正式版がリリースされました。 2年以上の開発期間を経てリリースに至ったそうです。 私は天体撮影を初めて1年も経ってないので、そんなに開発していたんだと驚きました。 開発メンバーの皆さんお疲れさまでした! そしてありがとうございます。 ささやかながらpaypalで寄付しました。 記事を書いている寄付を最中に思いついて、作業完了してないのに記事を投稿してました汗 実際はpaypal経由で寄付が出来ず途方に暮れています… アップデート内容に関しては、これまでも細々と書いてきたのでこの記事では割愛します。 beta版、rc版から正式版に至る間に機能だけでなくUIの変更なども色々あったので、備忘録を1.4.0に対応させる更新だけ行いました。 改めて読み返してみると、間違ってたり抜けてたり色々しますね… 気づいた細かいミスも含めて修正しています。 今回はお祝いの記事なので、中身はこれだけです。 ほぼ中身無しですね笑 月明かりが凄いので、撮影は少しお休みです。 あと、ブログのタイトルを変更しました。 このブログを始めるときに超テキトーにつけたので、しっくり来てなかったんですよね。 新タイトルも深い意味は無いんですが、前よりはしっくり来る感じになりました。 これからもしっかり「遊んで」いきます!

Siril 1.4.0 rc1 リリース対応作業

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とうとうSiril 1.4.0 の rc1 がリリースされ、正式リリースまでもう少しという所まできました。 1.4.0の目玉はGraXpertとの連携、bayer drizzleやSPCCの実装など多岐に渡ります。 その中でも、 python scriptの実装が1番大きな変化 だと個人的に思っています。 (GraXpertもpython scriptで連携しています) Sirilの自由度が大幅に増えました。 これにあやかって、私もpython scriptで遊んでいます。 1番大きな成果としては、あぷらなーとさん考案の処理ロジックをSirilで実行する事に成功しています。 他の取り組みとして、コマンドでしか操作できないunsharp maskをスクリプト化する事でGUI操作出来るようにしました。 ただし、Sirilのpython scriptはまだ発展途上です。 今回の1.4.0 rc1でも大きな変更点がありました。 という事で本題です。 1.4.0 beta3まではGUIの記述に Tkinterが奨励 されていましたが、beta4にて PyQt6が採用 となり、rc1で Tkinterが非奨励 になりました。 beta4リリースからrc1リリースまで僅か40日程度なので急激な変化ですね。 上記のリンク先の言葉を借りると「時代遅れで、動作が遅く、Linuxのwayland環境で問題が発生する 」らしい。 相当な言われ様です笑 Sril 1.5 の開発途中でTkinterが削除される予定らしいです。 という事で、私の作ったスクリプトもtkinterからPyQt6への更新作業を行いました。 公開しているunsharp mask scriptです。 PyQt6に変更した他に、スライダーを動かすとプレビューが表示できるようにしました。 描写まで少しタイムラグがあるのは許してください。 適用を押すと反映され、キャンセルを押すと元の画像に戻ります。 ま、chatGPTにお願いするだけなので、コードは1行も書いてないです(笑) バイブコーディングって本当にすごい。 とは言っても、AIにお願いすると簡単に出来すぎてしまうので、ちょっと不完全燃焼感が出てきています。 AIに作ってもらったコードを参考にしながら、自分で再度書き起こしたりして少しずつpythonを勉強中で...

初めての彗星撮影

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今月は彗星まつりでした。 天文趣味を始めてから初彗星なので、テンション高めで待っていました。 スワン彗星とアトラス彗星は悪天候と彗星の暗さに阻まれて早々に諦めたので、狙うはレモン彗星。 苦労した初撮影 夜更かし(&早起き)が苦手なので、日没後に出てくるまで待機です。 10月下旬に入っても天候が悪く、なかなか撮影タイミングがありません。 その間に、マンションから撮影できる方法を探っていました。 私の家は南向きのマンションなので、西の空は非常に厳しいです。 特に北西はどう頑張っても見えません。 苦肉の策として、出窓の僅かな隙間から撮影することにしました。 この隙間はキットレンズよりも幅が狭いので、画像の両端は窓の縁が写っている状態です。 当然追尾など出来るわけもなく、固定撮影で頑張ります。 カメラの向きは手動で調整です。 焦点距離は約100mm前後(35mm換算焦点距離で約150mm) 本当はもう少し拡大したかったのですが、固定撮影という事で妥協です。 多少星が流れるのを覚悟の上で4秒露光、流れないように2.5秒でそれぞれ撮影してみました。 初めての彗星コンポジット 何とか撮影を終え、処理を進めます。 ただし、彗星のコンポジットは初めて。 notebookLMと、web検索に頼りながら進めていきます。 レモン彗星を題材にsiril 1.4.0-beta4での手順もいくつかアップしてあるブログも見つかりました。 おおむね記載されている方法で進めたのですが、私の環境ではスタック時に下のアラートが出ます。 registration を apply してからスタックしてと言われています。 アラートを無視してスタックに進むと正しくスタック出来ません。 ボヤっとした謎の画像が生成します。 他の方はそうならないみたいなので不思議。 これが出てきた場合は整列タブに戻り、apply existing registration を実行させてやる必要がある事がわかりました。 Comet/Asteroid registration が何故か正しく保存されていないので、強制的に apply させてやるという事しょうかね。 処理は解決できて、スタック開始です。 フラットが合わない… 処理してみると、フラットが明らかに過補正になっている事が分かりました。 ライトフレームとフラットフレームの条...

スカル星雲とZV-E10調査の続き

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 色々とプライベートで忙しくて趣味もままならなかったので久しぶりの投稿です。 ま、気楽&のんびりがモットーなので月イチ投稿の継続ですらハードルが高いかなとは思っていますw 久しぶりの撮影 撮影も約1ヶ月ぶりです。 さぁ何を撮ろうか!と張り切ったものの、南向きのベランダの狭い範囲で良さげな対象が見当たらない… 少し調べていたところ、CD56/NGC246 スカル星雲なら写せそうなのでコレに決めました。 OⅢがメインなので、光害には弱いらしいですがZV-E10でのハンデが少なそうなのも良いポイントです。 その前に… 最近はC/2025 SWAN R2が日没後に見えているかもしれないので少しだけ狙ってみます。 我が家のベランダからは西の低空が狙えないので部屋の中から。 低空には薄雲がかかっていて、火星すら見えないまま山の向こうに沈んで行きました。 見えるとは思って無かったので、まぁこんなもんかな。 望遠鏡をベランダに移して、しばらく休憩です。 後半戦開始 9時を過ぎると営業終了する店が多いせいなのか、ぐっと空が暗くなります。 (それでもかなり明るいですが) もちろん更に遅い方が良いに決まっていますが、私は夜更かしが苦手なので9時過ぎ撮影開始が妥協のライン。撮影を開始します。 が、11頃に曇っている事に気づく。 結局確保できたのは30秒×130枚 仕方がないので撮影を切り上げてフラット撮影を行います。 あとはバッテリーが無くなるまでダーク撮影。 久しぶりに撮影のタイミングでダークが撮れました。 0時過ぎには撤収も完了し、睡眠時間も確保です。 という事で結果です。 機材:SE102, ZV-E10未改造, QBP,  AZ-GTi経緯台モード 条件:ISO400, 30s露光×130枚 処理:トリミング、SPCC、AI デノイズ&デコンボリューション (object) 、クールファイル補正、ピクセルマッピング まぁ、こんなもんかな。 派手な星雲じゃないので、インパクトは大きくないです。 お隣にNGC255も写っていますが、これは500mmじゃボンヤリした点ですね。 後処理でちょっと思うところがあるので、いずれ再処理するかも。 カメラ調査の続き 続いてカメラの特徴調査です。 先月、ZV-E10の特徴調査で不思議な挙動を見つけていました。 ホ...

Sirilを更に邪悪に。

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今回もあぷらなーとさんの処理ロジックをSirilで実行してみます。 試すのは ハイパーイーブンオッド 法 です! ロジックの詳細はあぷらなーとさんの記事で。 人生初の星ぐる写真 今年の3月に天体撮影を始めたので、星ぐる写真も撮ったことがありません。 という事でまずは試しに撮影してみました。 機材:ZV-E10、SELP1650 焦点距離16mm F6.5 まぁなんというか、とりあえずロジックを試せれば良いやという感じでテキトーに撮りました。 光害は甚大ですが、案外映るもんですね笑 ただ、Siril 1.4.0-beta3で比較明合成が出来ない。 memory allocation error が発生して比較明合成が動きません。 メモリの割当量を空きメモリの半分くらいに設定してもダメ。 こんな基本的な処理がなんで出来ないんだ!と不思議に思っていたのですが… すっかり忘れていましいたが、 今使っているのはbeta版 だった! という事でSiril 1.2.6 Portable版をダウンロードして上の処理を行いました。 いやー、何の問題もなく色々処理してくれるのでbeta3だという事を完全に忘れていました。 そりゃ不具合もあるよね。 まずは手動でイーブンオッドを試す 今回の処理はSirilの機能で実現可能だと思っているので、ひとまず手動で処理してみます。 順序は下の通り。 ①撮影データをイーブン群とオッド群に分ける ②それぞれの群を比較明合成する ③比較明合成したものを加算合成する ④最大輝度値データと比較暗合成する ①以外は全部Sirilの標準機能で出来ると思うので、ひとまず手動でやってみます。 左が普通の比較明合成、左がイーブンオッド法です(≠ハイパー) 輝度の低い星が途切れる現象が見事に改善できています。 ひとまずイーブンオッドはクリア。 が、ここから「ハイパー」にするために比較暗合成で処理が必要ですが、できません。 1.4.0-beta3でも、1.2.6でも、実行した瞬間に Sirilがクラッシュ してしまいます。 これはダメだ… pythonまで使わなくても単純なスクリプトで実行可能なハズだったのに、結局pythonスクリプトで処理しなければならないという事になりました。 スクリプト作成 先日、chatGPTが5にアップデートしたという記事を見たので...

ノイズ補正スクリプトの効果について比較してみた

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 前回、あぷらなーとさんのノイズ補正ロジック3手法をsiril環境で実行する挑戦に成功しました。 ノイズの多い画像で絶大な効果が確認出来ています。 この最後の方に「私のカメラZV-E10はピクセルマッピングが丁寧に行われていて、ノイズ補正スクリプトの出番が少ない」と書きました。 もうひとつ、追尾エラーが大きすぎて天然ディザリングになっている可能性もあり、余計にノイズが目立たないと思っています。 が、よく考えれば ノイズが少ない上に 散っているから 気付かないだけ であって、存在している はず です。 ということは、その後の デノイズやデコンボリューションへの影響が少なからず出るはずでは? と思いました。 人の目で見て気にならないレベルでも、こういった計算処理において 無視できない可能性 があります。 ということで、ノイズがあまり目立っていない画像に対してどこまで効果があるのかを調べてみます。 今までの処理方法とピクセルマッピング&クールファイル補正法を追加したものを比べてみたいと思います。 なお、いつも使っているDrizzleはMADクリッピングしないと色がおかしくなるので、コスミカットは使っていません。 M8 こないだSEL55210で撮影しましたが、SE102でも撮影しました。 機材:SE102, ZV-E10未改造, QBP, AZ-GTi経緯台モード 条件:ISO1250, 30s露光×270枚 処理:トリミング、SPCC、AI デノイズ&デコンボリューション (object) あり そしてこっちがピクセルマッピング&クールファイル補正版です。 若干の色味に差があるものの、大きな差はありません。 周辺の淡い部分を拡大してみると… 左側今までの処理、右側がピクセルマッピング&クールファイル補正版です。 若干ノイズ感が改善している様に見えます。 差は大きくないものの、想定通り多少は改善が見られるということかな? M20 続いてM20です。 これも、青色が出ると良いなと期待して再度撮影しました。 機材:SE102, ZV-E10未改造, QBP, AZ-GTi経緯台モード 条件:ISO1250, 20s露光×426枚 処理:トリミング、SPCC、AI デノイズ&デコンボリューション (object)あり これをピ...

Sirilを邪悪にしてみた

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ここ最近、あぷらなーとさん考案のソフトウェアピクセルマッピング、クールファイル補正法、コスミカット法をSiril環境で実行する事に挑戦していました。 先日、最後のコスミカット法が完成し 挑戦に成功 しました! これで私のSirilがちょっと邪悪になりました!笑 3手法全てにおいてSiril標準の機能では実現不能で、pythonを利用して初めて実現可能になります。 なぜPythonかというと、SirilでpythonスクリプトがサポートされたのでSirilに無い機能を自由に作ることが出来るようになったからです。 ちなみに、tomはプログラミングがほぼ出来ません。 本業で必要に駆られてVBAを軽くかじっただけです。 (ループ処理がやっと書ける程度の万年初心者です) なのでコードは全てAIで書いています。 主にGeminiで、たまにCopilotを使っています。 プログラミングが出来ない人でも、AIを使う事でやりたい処理のスクリプトを作り上げることが出来ます! では、それぞれどのようにして実現したかの話に移ります。 ソフトウェアピクセルマッピング ロジックの詳細はあぷらなーとさんの記事を参照してください。 邪崇帝主とステライメージ10にしか無い機能だと思うので、当然Sirilで出来るものではありません。 ピクセルマッピングを行うアプリを作る必要があります。 なお、出来上がったマップデータをSirilの処理の時に使用するだけので、Sirilのpythonスクリプトを使う必要はありません。 単独のアプリとして作成する方が楽です。 処理の流れは次の通りです。 ①ダークフレームを取り込んで各ピクセル毎にメジアンと標準偏差を算出し、散布図にする。 ②散布図からホットピクセルの所を選択して、この座標データをSirilで読み込む形に変換する。 Sirilで読み込む形式は documentation の通りです。 ①は指示次第ですが意外とすぐ作れました。 処理に必要なライブラリはGeminiが勝手に選定してくれます。 ②は指示の難易度が上がるのと、処理が重くなりやすいので出来るだけ簡単なGUIを検討した方が良いです。 なんせ、この散布図の中には画素数と同じ数のドットがプロットされているので下手に組むとフリーズしまくります。 私はメジアンの上限下限のパーセンタイル指定と、2点のXY座標...

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