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Siril 1.4.0 rc1 リリース対応作業

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とうとうSiril 1.4.0 の rc1 がリリースされ、正式リリースまでもう少しという所まできました。 1.4.0の目玉はGraXpertとの連携、bayer drizzleやSPCCの実装など多岐に渡ります。 その中でも、 python scriptの実装が1番大きな変化 だと個人的に思っています。 (GraXpertもpython scriptで連携しています) Sirilの自由度が大幅に増えました。 これにあやかって、私もpython scriptで遊んでいます。 1番大きな成果としては、あぷらなーとさん考案の処理ロジックをSirilで実行する事に成功しています。 他の取り組みとして、コマンドでしか操作できないunsharp maskをスクリプト化する事でGUI操作出来るようにしました。 ただし、Sirilのpython scriptはまだ発展途上です。 今回の1.4.0 rc1でも大きな変更点がありました。 という事で本題です。 1.4.0 beta3まではGUIの記述に Tkinterが奨励 されていましたが、beta4にて PyQt6が採用 となり、rc1で Tkinterが非奨励 になりました。 beta4リリースからrc1リリースまで僅か40日程度なので急激な変化ですね。 上記のリンク先の言葉を借りると「時代遅れで、動作が遅く、Linuxのwayland環境で問題が発生する 」らしい。 相当な言われ様です笑 Sril 1.5 の開発途中でTkinterが削除される予定らしいです。 という事で、私の作ったスクリプトもtkinterからPyQt6への更新作業を行いました。 公開しているunsharp mask scriptです。 PyQt6に変更した他に、スライダーを動かすとプレビューが表示できるようにしました。 描写まで少しタイムラグがあるのは許してください。 適用を押すと反映され、キャンセルを押すと元の画像に戻ります。 ま、chatGPTにお願いするだけなので、コードは1行も書いてないです(笑) バイブコーディングって本当にすごい。 とは言っても、AIにお願いすると簡単に出来すぎてしまうので、ちょっと不完全燃焼感が出てきています。 AIに作ってもらったコードを参考にしながら、自分で再度書き起こしたりして少しずつpythonを勉強中で...

初めての彗星撮影

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今月は彗星まつりでした。 天文趣味を始めてから初彗星なので、テンション高めで待っていました。 スワン彗星とアトラス彗星は悪天候と彗星の暗さに阻まれて早々に諦めたので、狙うはレモン彗星。 苦労した初撮影 夜更かし(&早起き)が苦手なので、日没後に出てくるまで待機です。 10月下旬に入っても天候が悪く、なかなか撮影タイミングがありません。 その間に、マンションから撮影できる方法を探っていました。 私の家は南向きのマンションなので、西の空は非常に厳しいです。 特に北西はどう頑張っても見えません。 苦肉の策として、出窓の僅かな隙間から撮影することにしました。 この隙間はキットレンズよりも幅が狭いので、画像の両端は窓の縁が写っている状態です。 当然追尾など出来るわけもなく、固定撮影で頑張ります。 カメラの向きは手動で調整です。 焦点距離は約100mm前後(35mm換算焦点距離で約150mm) 本当はもう少し拡大したかったのですが、固定撮影という事で妥協です。 多少星が流れるのを覚悟の上で4秒露光、流れないように2.5秒でそれぞれ撮影してみました。 初めての彗星コンポジット 何とか撮影を終え、処理を進めます。 ただし、彗星のコンポジットは初めて。 notebookLMと、web検索に頼りながら進めていきます。 レモン彗星を題材にsiril 1.4.0-beta4での手順もいくつかアップしてあるブログも見つかりました。 おおむね記載されている方法で進めたのですが、私の環境ではスタック時に下のアラートが出ます。 registration を apply してからスタックしてと言われています。 アラートを無視してスタックに進むと正しくスタック出来ません。 ボヤっとした謎の画像が生成します。 他の方はそうならないみたいなので不思議。 これが出てきた場合は整列タブに戻り、apply existing registration を実行させてやる必要がある事がわかりました。 Comet/Asteroid registration が何故か正しく保存されていないので、強制的に apply させてやるという事しょうかね。 処理は解決できて、スタック開始です。 フラットが合わない… 処理してみると、フラットが明らかに過補正になっている事が分かりました。 ライトフレームとフラットフレームの条...

スカル星雲とZV-E10調査の続き

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 色々とプライベートで忙しくて趣味もままならなかったので久しぶりの投稿です。 ま、気楽&のんびりがモットーなので月イチ投稿の継続ですらハードルが高いかなとは思っていますw 久しぶりの撮影 撮影も約1ヶ月ぶりです。 さぁ何を撮ろうか!と張り切ったものの、南向きのベランダの狭い範囲で良さげな対象が見当たらない… 少し調べていたところ、CD56/NGC246 スカル星雲なら写せそうなのでコレに決めました。 OⅢがメインなので、光害には弱いらしいですがZV-E10でのハンデが少なそうなのも良いポイントです。 その前に… 最近はC/2025 SWAN R2が日没後に見えているかもしれないので少しだけ狙ってみます。 我が家のベランダからは西の低空が狙えないので部屋の中から。 低空には薄雲がかかっていて、火星すら見えないまま山の向こうに沈んで行きました。 見えるとは思って無かったので、まぁこんなもんかな。 望遠鏡をベランダに移して、しばらく休憩です。 後半戦開始 9時を過ぎると営業終了する店が多いせいなのか、ぐっと空が暗くなります。 (それでもかなり明るいですが) もちろん更に遅い方が良いに決まっていますが、私は夜更かしが苦手なので9時過ぎ撮影開始が妥協のライン。撮影を開始します。 が、11頃に曇っている事に気づく。 結局確保できたのは30秒×130枚 仕方がないので撮影を切り上げてフラット撮影を行います。 あとはバッテリーが無くなるまでダーク撮影。 久しぶりに撮影のタイミングでダークが撮れました。 0時過ぎには撤収も完了し、睡眠時間も確保です。 という事で結果です。 機材:SE102, ZV-E10未改造, QBP,  AZ-GTi経緯台モード 条件:ISO400, 30s露光×130枚 処理:トリミング、SPCC、AI デノイズ&デコンボリューション (object) 、クールファイル補正、ピクセルマッピング まぁ、こんなもんかな。 派手な星雲じゃないので、インパクトは大きくないです。 お隣にNGC255も写っていますが、これは500mmじゃボンヤリした点ですね。 後処理でちょっと思うところがあるので、いずれ再処理するかも。 カメラ調査の続き 続いてカメラの特徴調査です。 先月、ZV-E10の特徴調査で不思議な挙動を見つけていました。 ホ...

ZV-E10のISOとノイズの関係について(2)

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  前回の続きです。 ZV-E10のISOとノイズの関係を調べたところ、ISOを上げていくとダークフレームの最大輝度が頭打ちになっている現象を発見しました。 これはカメラによる補正が増え始めた証拠では?と考えました。 フレーム毎に補正が多く入ると天体写真を撮る上ではあまり良い傾向とは言えないと思います。 つまり、デジカメで天体撮影をする際は、補正が入りすぎないポイントを探して撮影した方が良いのでは?という仮説です。 今回は、この仮説を検証します。 早速進めます 撮影対象はNGC7293です。 露光時間30秒×30枚に固定し、ISO400, ISO640, ISO1250でそれぞれ撮影しました。 ISOの値の選定理由は、リードノイズが少ないISO400、夏場の露光時間30秒においてダークフレームの輝度最大値が頭打ちになり始めたISO640、私がいつも使っているISO1250です。 星雲だけをトリミングして、処理はGraXpertで次の通り。 AI Background Extraction = 0.2 AI Denoise = 0.8 GaiaサーバーのトラブルでSPCCが出来ないので、色合わせはしていません。 (ローカルにデータを落とせばSPCCは可能らしいのですが、めんどいのでパスです) Deconvolutionもしていません。 あとは星雲部分の明るさが同じくらいになるようにヒストグラム変換でストレッチしました。 ストレッチで見え方が大きく変わってしまうので、恣意的な操作にならないように気をつけましたが…自信はありません(笑) 左からISO400, ISO640, ISO1250です。 ISO1250は背景がかなり明るくなってしまいました。 今まで撮影していた設定がパっと見で悪いと、逆に清々しいですね。 ISO640とISO400を比較すると、大きな差では無いですが ISO400の方が 星雲のコントラストが優れている ように見えます。 これは…仮説が当たったのでは? デジカメで天体撮影をする際には、 ハード的に補正が入りすぎない設定 で撮影した方が良いという結果が得られたと思います。 デノイズ前だと差は分からない 実はデノイズする前は全く差が分かりませんでした。 デノイズ前でオートストレッチしただけの画像です。 これも左からISO400, ISO64...

ZV-E10のISOとノイズの関係について

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前回、ZV-E10の特徴を調べてみました。 逆に謎が深まった感はありますが、面白そうなので進めていきます。 Vlog機であるZV-E10で天体写真を撮影している酔狂な人も少ないと思うので、面白いデータになれば幸いです。 前回の見つかった謎は難しいので一旦置いといて、今回はISOとノイズの関係を調べます。 情報収集 そこでまずネットで情報を収集。 最近のデジカメはデュアルネイティブISOというものがあるらしい。 (公表されていない機種にも存在しているらしい) 上記の記事では、ZV-E10で静止画の場合は恐らくISO100とISO400だろうという事です。 調査開始 私は天文ツールを使って同様の解析を試みます。 露光は最短の1/4000で固定し、ISO感度を80~3200まで振って撮影します。 いわゆるバイアスフレームをISOを振って撮影した状態です。 ISO80は拡張ISOですが、何となく評価に入れてみました。 この画像をSirilの seqstat を使って解析し、そのノイズの値とISO感度でプロットします。 ISO1250以下の拡大図 非常に分かりやすいですね。 冒頭の記事と同様に、ISO100とISO400で特にノイズが少なくなる事が分かりました。 ノイズの単位は恐らくADUのハズですが、確証はありません。Siril任せになっています。 天体CMOSカメラのリードノイズの単位である e-rms に換算するには、更に色々と測定しないと求められないので今回はパス。 とは言っても、ISO100とISO400でノイズが減る(ハード的に回路が切り替わる?)事実は変わらないハズなので、ひとつの目安には出来そうです。 初心者ゆえの疑問 リードノイズは熱ノイズよりも影響が小さいと言われていますが、初心者なのでその感覚がイマイチ分かりません。 百聞は一見にしかず。 自分の目で確認したいと思います。 私が実際に撮影している30秒で撮影してみて、ノイズの増え方を確認してみたいと思います。 カメラを起動させて1時間ほど放置して、センサーを温めた後に撮影しました。 おぉ、先ほどのリードノイズが熱ノイズに埋もれましたね。 先ほどのグラフでISO400でガクンとノイズが低下していた所が、今回はバラツキの範囲に入っている様に見えます。 露光時間1/4000の時ではリードノイズが支配的でした...

ZV-E10の特徴調査

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 先日、さじアストロパークで色々と満足したので、撮影は少し休憩しています。 毎日夜だけ曇りなので撮影不能というのも大きいですが… という事で下の記事でちょっと調べたまま、中途半端だった未改造ZV-E10の特徴を調べていこうと思います。 もちろん考え方や評価はあぷらなーとさんのブログを教科書にしています。 (多くの記事があるので参照URLを選びきれませんでした・・・) この作業の為に、複数の画像ファイルに対して指定のピクセルの輝度値を読んでグラフ化するアプリを作りました。 調査開始 まずは時系列ノイズ解析を見ます。 これは28℃前後の室内において、露光時間30s、ISO1250で撮影した30枚のダークフレームから算出しました。 その中から特徴的な6点の座標を特定し、フレーム毎にどういう輝度になっているかを調べます。 なお、次から出てくるグラフには、50枚分に増えます。 左から1-30がそのまま撮影順で、31-50は131~150枚目になります。 長時間撮影の終盤でどこまで熱によるノイズが増えるかの調査も兼ねています。 ①:グラフで最も右上にあるピクセル これは高輝度の値がメインの2値振動型酩酊ピクセルですね。 ②:メジアンは高いのに標準偏差は低いピクセル バラツキの少ない高輝度値だけを出し続けるピクセルの様です。 ダーク減算で容易に補正ができるし、数も少ないので問題無いですね。 ③:右上に伸びていく群の下側 撮影回数が増えるに従って(温度が上昇するので)輝度が上がっていきます。 いわゆる「普通のホットピクセル」かなと思います。 1-30枚と131-150枚の間でジャンプするほどの差はありませんでした。 ④:右上に伸びていく群の上側 2値振動型の様に見えますが、上側の値が温度によって上昇しているピクセルの様です。 非冷却のセンサーだと、酩酊ピクセルがこういう挙動を示すんですね。 ⑤:真上に伸びていく群 2値振動型で低い値がメインとなるピクセルです。 この群もピクセルマッピングでつぶした方が良い気がしてきました。 ただし、放射線ヒットによる突発ノイズも含まれているハズなので、その違いを判別出来ない場合は補正しない方が良いかもしれません。 ⑥:メジアンが異常に低いピクセル ZV-E10はバイアスとして輝度が512加算されているため、光子を受け取らなかったピクセル...

さじアストロパーク

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tomが天体大好きなので、子供にも感染しています。 ただ、光害の激しい地域に住んでいるので子供達は「満天の星空」を見たことがありません。 tomは超ド田舎育ちなので、夜帰宅している最中に空を見上げるだけで、綺麗な星空を見ることができました。 鳥肌が立つようなレベルの星空も何度か見たことがあります。 常々、子供達に暗い空の下で綺麗な星空を見せてあげたいと思っていました。 子供からも「天の川を見たい!」と言われたので、思い切って さじアストロパーク に突撃しました。 ここを選んだ理由は、ドーム付きのコテージが借りれるからです。 借りたコテージにはPENTAX 125 SDHFが設置されており、これを1晩使い倒せる!というプランです。 他にも3棟あり、それぞれ31cm F10 カセグレン、40cmニュートン(F15)/カセグレン(F5)切り替え式、15cm F12 EDアポを設置したコテージがありました。 さじアストロパーク到着 到着してから、まずプラネタリウムを観ました。 我が家 + 1家族という、ほぼ貸切状態で満喫。 後半の3Dアニメで酔いそうになります。 そこから103cm F6.7 カセグレンの説明を受けます。 午後3時ですが、スピカがバッチリ見えて驚きました。 本当にデカい… 迫力満点の望遠鏡でした。 天気が下り坂に… 夜の観望会は午後8時から。 それまで休憩です。 コテージに移動して望遠鏡を動かしてみたりしていたところ、4時頃から積乱雲&雷が… 6時には雨も降り始めます。 観望会は中止となり、プラネタリウムになりました。 ただ、終盤9時頃の10分程度でギリギリ雲が動いてくれて、アルビレオやベガを大型望遠鏡で観ることが出来ました。 天候には勝てないので仕方ありませんが、103cmカセグレンの実力をフルに感じる事が出来なかったのは少し残念でした。 10時の時点でも天の川は見えましたが、満天の星空と言うには厳しい状態です。 天頂付近は晴れてきたので、リング状星雲はバッチリ写りました。 たった30秒×35枚 = 17分半の露光でこれだけ写るのはさすが。 ブロードバンド撮影だけあって、星の色が凄い。 本当にカラフルで綺麗です。 日付が変わる頃には晴れる予報になっていたので、雲が出ていましたがM33を撮影して放置。 (雲で見えないので自動導入を信じて撮影開始) ...

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