初めての彗星撮影

今月は彗星まつりでした。
天文趣味を始めてから初彗星なので、テンション高めで待っていました。

スワン彗星とアトラス彗星は悪天候と彗星の暗さに阻まれて早々に諦めたので、狙うはレモン彗星。

苦労した初撮影

夜更かし(&早起き)が苦手なので、日没後に出てくるまで待機です。
10月下旬に入っても天候が悪く、なかなか撮影タイミングがありません。

その間に、マンションから撮影できる方法を探っていました。


私の家は南向きのマンションなので、西の空は非常に厳しいです。
特に北西はどう頑張っても見えません。

苦肉の策として、出窓の僅かな隙間から撮影することにしました。
この隙間はキットレンズよりも幅が狭いので、画像の両端は窓の縁が写っている状態です。


当然追尾など出来るわけもなく、固定撮影で頑張ります。
カメラの向きは手動で調整です。


焦点距離は約100mm前後(35mm換算焦点距離で約150mm)

本当はもう少し拡大したかったのですが、固定撮影という事で妥協です。
多少星が流れるのを覚悟の上で4秒露光、流れないように2.5秒でそれぞれ撮影してみました。


初めての彗星コンポジット

何とか撮影を終え、処理を進めます。

ただし、彗星のコンポジットは初めて。
notebookLMと、web検索に頼りながら進めていきます。

レモン彗星を題材にsiril 1.4.0-beta4での手順もいくつかアップしてあるブログも見つかりました。

おおむね記載されている方法で進めたのですが、私の環境ではスタック時に下のアラートが出ます。

registration を apply してからスタックしてと言われています。

アラートを無視してスタックに進むと正しくスタック出来ません。
ボヤっとした謎の画像が生成します。

他の方はそうならないみたいなので不思議。


これが出てきた場合は整列タブに戻り、apply existing registration を実行させてやる必要がある事がわかりました。


Comet/Asteroid registration が何故か正しく保存されていないので、強制的に apply させてやるという事しょうかね。


処理は解決できて、スタック開始です。


フラットが合わない…


処理してみると、フラットが明らかに過補正になっている事が分かりました。
ライトフレームとフラットフレームの条件も合っているのは確認済み。なぜだ?

分からない事は、まず先輩方の知恵を拝借しようとブログを漁りました。

これだ。
フードを付けてフラットフレームを撮影すると過補正になるらしい!

いつも望遠鏡でフラットを撮る際、最低輝度にした上にA4用紙を挟んで減光させてからフラット撮影しています。
今回は減光させずにフラット撮影をしたのが祟ったのかも。


という事で、フードを外してフラットを撮影してみました。
結果は、左がフードありフラット処理、右がフードなしフラット処理です。


一目瞭然。
フラットはフードを外して撮影するのが良さそうです。

リザルト


2条件を並べてリザルトです。



機材:SEL55210 96mm(35mm換算焦点距離144mm), ZV-E10未改造, 固定撮影
条件:左側 ISO400, 4s露光×72枚
            右側 ISO1250, 2.5s露光×100枚

結構トリミングしています。


撮影枚数はもっと多かったのですが、位置合わせに失敗してスタック出来なかったフレームが多かったのが残念。


結果を見ると、4秒露光の方がイオンの尾が若干ですが写っており良さそうです。
星が流れるのが懸念でしたが、この程度だと(写りの悪さもあって)気にならないレベル。




後は長ーいイオンの尾を何とか炙り出そうと頑張りましたが、うっすら出てきてるだけで終わりました。

撮影枚数が足らなかったですね。




ひとまず人生初の彗星撮影は成功!

彗星コンポジットも習得できたし、得られるものはそこそこあった撮影でした。


次は27日、28日あたりが晴れ予報なので、撮影出来ればいいなーと思っています。



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