さじアストロパーク

tomが天体大好きなので、子供にも感染しています。


ただ、光害の激しい地域に住んでいるので子供達は「満天の星空」を見たことがありません。


tomは超ド田舎育ちなので、夜帰宅している最中に空を見上げるだけで、綺麗な星空を見ることができました。
鳥肌が立つようなレベルの星空も何度か見たことがあります。



常々、子供達に暗い空の下で綺麗な星空を見せてあげたいと思っていました。

子供からも「天の川を見たい!」と言われたので、思い切ってさじアストロパークに突撃しました。



ここを選んだ理由は、ドーム付きのコテージが借りれるからです。
借りたコテージにはPENTAX 125 SDHFが設置されており、これを1晩使い倒せる!というプランです。




他にも3棟あり、それぞれ31cm F10 カセグレン、40cmニュートン(F15)/カセグレン(F5)切り替え式、15cm
F12 EDアポを設置したコテージがありました。




さじアストロパーク到着


到着してから、まずプラネタリウムを観ました。
我が家 + 1家族という、ほぼ貸切状態で満喫。

後半の3Dアニメで酔いそうになります。



そこから103cm F6.7 カセグレンの説明を受けます。
午後3時ですが、スピカがバッチリ見えて驚きました。

本当にデカい…

迫力満点の望遠鏡でした。


天気が下り坂に…


夜の観望会は午後8時から。
それまで休憩です。

コテージに移動して望遠鏡を動かしてみたりしていたところ、4時頃から積乱雲&雷が…



6時には雨も降り始めます。
観望会は中止となり、プラネタリウムになりました。


ただ、終盤9時頃の10分程度でギリギリ雲が動いてくれて、アルビレオやベガを大型望遠鏡で観ることが出来ました。

天候には勝てないので仕方ありませんが、103cmカセグレンの実力をフルに感じる事が出来なかったのは少し残念でした。




10時の時点でも天の川は見えましたが、満天の星空と言うには厳しい状態です。

天頂付近は晴れてきたので、リング状星雲はバッチリ写りました。


たった30秒×35枚 = 17分半の露光でこれだけ写るのはさすが。

ブロードバンド撮影だけあって、星の色が凄い。
本当にカラフルで綺麗です。


日付が変わる頃には晴れる予報になっていたので、雲が出ていましたがM33を撮影して放置。
(雲で見えないので自動導入を信じて撮影開始)


その間に仮眠を取ります。


観望再開


そして午前3時過ぎに起きて観望再開。

そこから夜明けまでに見たのは順に天の川、土星、天王星、すばる、木星、金星、月、水星


なお、土星以降は全員が眼視した後に「お父さんこれ撮影!」となり、撮影が終われば眼視に戻して次の天体に移るというハードモードでした(笑)

水星が昇るまでに他の全天体を終わらせる必要があるので忙しい!



土星と木星は拡大撮影した上に、シーイングが良くなかったのでボケていますし、撮影条件を検討する暇もないのでテキトー撮影です。

天の川の写真も同様に初めての撮影なので条件すらサッパリ分からず、とりあえず撮影したレベルです。

とりあえず絵になった写真だけ…

天の川

土星

木星

上から木星、金星、月、水星


最後の水星が昇ってきたのを見た時は本当にテンションが上がりました
明け方の藍色の空、明るくなっていく稜線、その間から出てくる水星。


あっという間の1時間半。
最っ高に充実した時間でした。




翌日、本物の隕石(シホテアリン隕石)を触らせてもらったりして帰路につきました。






趣味としてやりたかった事


さて、家族で楽しんだ事はこの辺にして、私の趣味としてやりたかった事は2つありました。

・ブロードバンドで撮影したい
普段はアクロマート+QBPの安価機材ですし、光害が激しい地域なのでブロードバンドでの撮影は厳しいです。

こういう時こそ、普段やらないブロードバンド撮影が向いている銀河を撮影したいなと。
焦点距離から考えてM31は収まらないので、M33を狙いました。


・追尾の精度が格段に上がるので、クールピクセルによる暗い縮緬ノイズが発生するかの確認。

私の普段の撮影環境では、縮緬ノイズが発生しにくいのか、追尾がグズグズなので表面化していないのかが分かっていません。これを調べたいと思います。


後者なら自宅撮影においてもクールファイル補正の効果がある程度見込まれると考えています。
(デノイズやデコンボリューションの精度が上がるのでは?と妄想中)



と言うことで仮眠中に撮影していたM33を見てみると…
自動導入だけに頼ったものの、なんとか画角に収まっている上に、およそ2時間分はM33が写っていました。

あぁ良かった。


これを処理していきます。
まずは普通に処理。

機材:pentax 125 SDHF , ZV-E10
条件:ISO1250, 30秒×236枚
処理:トリミング、SPCC、AIデノイズ&デコンボリューションあり、ピクセルマッピング&クールファイル補正(cold_sigma=1.0)あり



おぉ…暗い縮緬ノイズがある!


cold_sigmaの値を小さくしてクールファイル補正を実行。
左側がcold_sigma=0、右側が元画像(cold_sigma=1)


ん?
cold_sigma=0にしても消えない…
若干マシになっている程度。


クールピクセル起因ではない縮緬ノイズが発生したということかな?


今回決定的に違うのはライトフレームとダークフレーム撮影時の温度。
当日ダークを撮る余裕がなかったので、帰宅してから撮りました。

さすがに自宅と鳥取の山の中では温度が違いすぎます。


ダーク減算が合っていない事や、ピクセルマッピング及びクールファイル補正が正しく効いていない可能性があります。
が、温度を合わせてダークを撮り直すのは至難の業。


結局、クールピクセルはよく分からないという結論です。

改めて冷却CMOSカメラが欲しいなぁと思いました。



んー、ストレッチを縮緬ノイズが気ならない程度に抑えて再処理するか…  悩むなぁ…



追記

やっぱり炙り出しすぎなので、少し抑えて再処理しました。


だいぶ良くなった感じがします。

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