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1月, 2026の投稿を表示しています

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nonbiri-stars.hatenablog.com

 

Sirilのスタック処理の高速化

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天体撮影って、撮影後の処理に時間が結構かかります。 私は100枚以上撮影する事が多く、いつもは30秒×240枚を目標に撮影しています。 これの前処理をすると2~3時間は平気でPCがフル稼働になっています。 基本的には空いた時間に処理をしておくのですが、やっぱり処理がさっさと終わることに越したことはありません。 ハイスペPCを買えば解決できますが、軍資金がありません! 何とかならないかなぁと考えていました。 今回、windowsでSirilを使っている場合限定ですが、前処理を高速化する方法を見つけました。 WSL2を使って Linux上で処理 をすれば速くなります! どれくらい速くなる? 私のPCの構成は下の通り。 CPU:ryzen 5 5600G RAM:16GB DDR4-2133 ストレージ:3TB HDD 7200rpm CドライブはSSDですが、今回は全てHDD内で処理しました。 公平に評価するため(というかデータが入り切らないので)仮想ドライブもHDDに移動しています。 まずはその効果です。 417万画素×128枚 2424万画素×128枚 2424万画素×370枚 上記の構成の画像に対して、それぞれ同じ処理をしてみました。 通常のwindows環境に比べて、WSL環境ではどれも処理が高速化しているのが分かります。 417万画素×128枚でトライしたときには 20%程度 だったので、それでも凄い差だなと思っていました。 が、2424万画素×128枚になると差が 27%まで広がり 、2424万画素×370枚に関しては 45%に迫る処理速度の向上 がありました。 正直驚いています。 同じファイル、同じハードでこれだけの差が出るとは。 傾向として、ファイルサイズが大きくなるよりも、ファイル数が多くなった方が速くなっています。 AIに理由を聞いてみると、WindowsとLinuxのファイルシステムによる差だと言うことです。 linuxが採用しているext4は、windowsのntfsよりもファイルのopen / closeが速いので多量のファイルを読み書きする前処理はLinuxが有利らしいです。 結果とAIの回答に矛盾は無さそうです。 ただし、両手を上げて「linuxを使おう!」と言う訳ではありません。 個人にはlinuxに興味はありますが、半年ほどubuntu...

IC2177 かもめ星雲

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 今回は久しぶりに撮影だけの記事です。 本当は先週(1/17頃)撮影したかったのですが、黄砂と薄雲のダブルパンチで空が真っ白に… 天気予報的には晴れで期待していたのに残念。 悶々としていましたが今週も晴れ予報! 連日の寒波の強風で色々と吹き飛んだのか、くすんだ空もスッキリしました。 先週とは比較にならないコンディション。 寒いけど期待しながら準備を進めます。 当初はバラ星雲の撮り増しを予定していましたが、低空までスッキリしています。 バラ星雲より暗めで低空にあるかもめ星雲が狙えるかも! という事で人生初のかもめ星雲です。 次の日も仕事だったので夜更かしは 厳禁 。 いつもなら光害軽減の為に9時過ぎまで待機してから撮影する所を前倒しで撮影開始。 30秒×210枚とフラットフレームを確保して23時頃には撤収完了! 寝ている間にSirilがスタック処理を終わらせます。 機材:SE102, ZV-E10未改造, QBP, AZ-GTi経緯台モード 条件:ISO1250, 30s露光×210枚 処理:トリミング、SPCC、AI デノイズ&デコンボリューション (object) あり バラ星雲より暗いだけあって、想像通りですが暗かった(笑) とは言え、未改造のエントリークラスのミラーレスでここまで写れば充分かな。 むしろ、 天体CMOSカメラが無くても ミラーレスでここまで写せるよ! と言えるのは大きいかも。 天体撮影の敷居が下げられると思います。 私は年内に天体用CMOSカメラを買って戦力アップする予定なので、ビフォーアフターが楽しみです。

Siril Python Scriptのバイブコーディング環境構築

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先月、cursorを使ってSiril python script開発環境の記事を作りましたが、勘違いを含んでいたことと、構築の手順をしっかり書いていなかったので改めて記事にします。 やりたいこと ・AIを使ってバイブコーディングでSiril python scriptを作成する ・AIに学習させるためのデータを収集し、コーディングの精度を上げる では早速進めていきます。 Pandocのインストール Sirilのドキュメントはrst形式(拡張子=.rst)で公開されています。 Pandocはこれをマークダウン形式(拡張子=.md)に変換するためのアプリです。 Pandoc - Installing pandoc このページからダウンロードし、インストールしておきます。 学習用ファイルの準備 前回はGitからクローンを作りましたが、Gitアカウントが無くても問題はありません。 下記のサイトから直接ダウンロードします。 FA / Siril-doc · GitLab ページ内の「コード」をクリックし、ソースコードをダウンロードから好きな拡張子を選びます。 私はzipを選びました。 これを解凍しておきます。 この中にある「doc」というフォルダに入っているものが  Siril - Docs  そのものになります。 おおよそですが、1ファイルがwebの1ページに相当します(いくつか例外あり)。 これらのファイルをすべて読み込ませても良いのですが、AIのコンテキスト量が増えすぎ、トークンの無駄使いになってしまいます。 可能な限り少量のファイルにした方が良いです。 が、大量のファイルがあるので、何を選べばよいのかの判断が難しいです。 そこで、python scriptを作るにあたって必須級のファイルをいくつかピックアップしました。 ・commands.rst →Sirilを動かすのに必須。これが無いと何も出来ない。 ・Python-API.rst →python scriptに関する技術的な詳細が書かれている。しかし、何故かこのファイルには中身が無く、webページから取ってくる必要がある。 ・Python-script.rst →python scriptの基本的な内容が書かれている。 ・Author.rst →奨励モジュールや、GUI等の情報が書かれている。 ...

Siril 1.4.0 でGaia DR3をローカルにインストールする方法

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Siril 1.4.0 からSPCCが使えるようになっています。 色合わせが確実に出来るので重宝しています。 26.1.9 追記 Siril 1.4.1 リリースにより不具合が解消しました。 下記の操作を行わなくてもオンラインでSPCCが出来るようになっています。 ただし、2025年末頃から不具合が発生しており、デフォルトの設定のままではSPCCが動きません。 このエラーはSirilが起動した時のコンソールに出てくる注意書きにも書かれています。 AIで翻訳すると… Gaia アーカイブは現在「利用可能」と表示されていますが、SPCC で使用する際には依然として問題が発生しています。 Siril が送信している URL 形式は変更されておらず、Gaia アーカイブのヘルプデスクも「そちら側でも何も変更していない」と報告しているため、原因は不明です。 私たちは現在、この問題の原因を調査し、修正または代替手段の実装に取り組んでいますが、Gaia アーカイブの挙動が以前の状態に戻らない限り、当面の間、リモートカタログは SPCC では使用できないと考えるのが最善です。 少なくとも バージョン 1.4.1 までは(現時点でリリース時期未定) 使えない見込みです。 したがって、現時点ではローカル SPCC カタログをダウンロードして使用してください。 という事で、現段階ではSPCCを利用するにはGaia DR3のデータをローカルにダウンロードする必要があります。 インストーラーはSiril側で準備しているので、操作は簡単です。 が、気をつけないと正常に動かないポイントがあったので今回はそのやり方をまとめます。 Gaia DR3のインストール スクリプト → python スクリプト → core → Siril Catalog Installerの順に進みます。 すると下の画面が出てきます。 (初回はライブラリのインストールなどで起動に少し時間がかかるかもしれません) 上の方に「Astrometory Catalog」のインストールボタンがありますが 無視 します。別のデータです。 これをインストールしてしまって、(当然ですが)SPCCが動かないというトラブルの報告が海外の掲示板にいくつかありました。 SPCC Catalogに値を設定して進めていきます。 Observer L...

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